2009年3月31日火曜日

鳥かごの格子とドット

イメージを物質としてかたちづくること。鳥かごの格子ーつながりを持つように見えるドット,木の肌から移された木炭の、ある時間の軌跡。一つ一つの,具体的な存在としての、ドットとイメージの関係を厳しく見つめること。

2009年3月25日水曜日

屋根のない鳥かご

今、”屋根のない鳥かご”のシリーズの作品を作っている。鳥かごのケージ一本一本の格子に、まず下貼りの和紙を巻き、その上に上張りとして、今度はロビングを施した和紙で(これもまた細い格子一本一本を)巻いていくという作業ーしかも木肌の模様は合わせたいので結構気を使うー殆どの人は気づかないかも知れないが、細いケージの間から浮かび上がってくる模様には、何とも言えない不思議な魅力があるものだ。日本に帰る前に仕上げたかったがーとにかく残り10日間で一つは仕上げたい。ドレッドヘアーのdante君とかわいいnaoちゃんが来くれる日には,多めのご飯を炊いていく。皆でお弁当を食べたりして,結構和やかな日々である。naoちゃんは新しい本の編集も手伝ってくれた。ありがとう。明日は遂に税金申告を終わらせ、制作に集中できるように頑張りたいー今日は長い夜になりそうである。

2009年3月22日日曜日

おじへ

昨日とても悲しいメッセージを聞いた。父の兄で宮森家兄弟の中では飛び切りの秀才(元東大書生)にしてハンサムな漸おじが亡くなってしまった。今回は私の愛用しているコンサベーション仕様のスーパーめがねをお土産に用意して遊びに行くのを楽しみにしていたのに。ただいつも和服で腕を組んだりして芥川龍之介のようにクールなおじのこと、私が前回買った補聴器同様、拡大めがねなど絶対にかけなかったことと思う。高校野球をみているときに具合が悪くなり、意識がないまま3日間で逝ってしまった。

父の実家は裕福ではなかったので,兄弟みんなで稼いで仕送りし続け、長男である叔父を大学に行かせたそうである。(長男だったら俺だって東大に行けたのだーと次男である父は負け惜しみを言っていたのを覚えているーそんな時代であったのだ。頑張り屋の宮森家兄弟の長男として君臨していた伯父さま,本当にお疲れさまでした。

今日おばに弔電を打っているとき、アメリカ原住民の詩が思い浮かんだー皆の悲しみを尻目に、魂となったおじは今、役目を終えた安堵感で、タバコでもふかしながら微笑んでいるのではなかろうか?ダンディズムはまだまだ続いているのではなかろうか。

When you were born, you were crying and everyone around you was smiling. Live your life so that when you die, you're smiling and everyone around you is crying -

- Unknown

Back to my studio in Philly

しばらくニューヨークでの仕事が忙しく、なかなか自分の時間が取れなかったが、3月は久しぶりにスタジオで自分の制作が出来きている。ちなみにニューヨークでは11月よりコマーシャル関係の仕事を請けおってクリスマスもお正月も誕生日もバレンタインデーも缶詰状態でした。しかし周りを見回すと仕事のない人が結構多くて、依頼があったのはありがたいことだと思う。つかれたー。4月6日にフィラデルフィアで撮影があり、(Leeway FoundationのTransformation Awardというのを先日いただいて、その関係の仕事です)、それが終わればすぐに日本に帰国ー今度は長くて6週間、特に予定はないので今度は家でゆっくりしたい。